今日のお題
明王伝レイ(8巻)
祓ノ七十 前世の因果
レイの同級生の兄・笹本は天才と呼ばれるほどの剣道の腕を持っていましたが、事故によって左手首の健を切断する重傷を負います。
その後、必死のリハビリによって再び剣道ができるようになりますが、剣を握ると冷たさと荒々しさを持った別の人格になってしまうようになりました。
そして、3年ぶりに大会に出場した笹本選手は驚くべき技を身につけていました。
その技は「つばめ返し」。
笹本選手を霊指導していたのはあの佐々木小次郎だったのです。
しかし小次郎は悪霊です。下手をすれば笹本選手は廃人になってしまいます。
決勝戦前、レイは小次郎を浄霊しようとしますが、笹本選手はそれを拒みます。
その時、レイに語りかける者がいました。
それは笹本選手の決勝戦での対戦相手・宮田選手を霊指導する宮本武蔵の意識です。
「そいつは俺が始末する・・・・!!」
レイは小次郎の始末を武蔵に任せ、自らはこの機に武蔵を討ち取ろうとする剣士の霊たちに決闘を邪魔させないために戦います。
そして決勝戦。
武蔵の指導する宮田さんは、2本の竹刀を持って会場にあらわれます。
(竹刀の長さが規定以内であれば、2本の竹刀を使用する二刀流は許されています)
武蔵と小次郎の宿命の対決、お互い相手をにらんだまましかけません。
先に動いたのは小次郎・笹本!
つばめ返しの前兆、剣先から光のつばめが飛び立ちます!
そして、
武蔵・宮田「見えたッ!!
セイイ―――ッ!!
」
武蔵、剣道の試合で竹刀を投げやがりました。
胎蔵「ツ・・ツバメを斬られた〜〜ッ!!」
いや、それより竹刀を投げたことのほうが大変だと思うんですけど・・・。
小次郎・笹本は面をめがけて飛んできた竹刀を自分の竹刀で受けます。
そして、次の瞬間!!
武蔵・宮田「メエエエ――――ンッ!!」
間髪いれずトドメ。
斬り合いならともかく、競技でそういうことするなよ・・・宮本武蔵・・・。
神霊の指導を受けるには
己が心を正しうせよ
努力に天の助けあり
清い祈りに応えあり!!
正しい心・・・少なくともスポーツマンシップにはのっとってないと思うんだがなあ・・・。
まるで鬼ッ!!
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