今日のお題
明王伝レイ(13巻)
祓ノ八十九 歴史を動かした神の声


この回の話は、主人公の日輪 黎(ヒナワ レイ)がジャンヌ・ダルクについて語るという内容なのですが・・・
まあ、詳しくは以下をお読みください。


なんてことない授業風景から、話は始まります。
世界史の授業らしく、話がジャンヌ・ダルクに触れました。



生徒「ジャンヌって神の声を聞いて動いたって本当ですかァ?」

教師「はは・・・・まあ迷信深い昔の話だからな・・・・(中略)・・・・昔はそれだけ神というものが政治的に利用価値があったわけだから・・・・だれかがジャンヌを神の使者にしたてあげたんだろうな!!」



どこにでもある授業風景です。

しかし次の瞬間、どこにでもある授業風景は崩壊しました。



バン!!



勢い良く机を叩いて立ち上がったのは、我らが主人公、日輪レイ!



レイ「ジャンヌ・ダルクは神の声を聞いて立ちあがり・・・・神にすべてを捧げて死んでいったんだ・・・・」



あなたは何者ですか?



しかしこの先生、こんな反社会的な行動を取るレイ君に辛抱強く接します。

教師「まあ宗教的観点から見ればそういうことになっとるらしいな・・・・。だがジャンヌは当時異教徒として魔女扱いされて火刑にされたんだよな・・・・、聖女として教会に認められたのは彼女の死後500年もたってからのことじゃないか。それだってイエスのような死に方をしたジャンヌを教会側が宣伝効果ありとして聖人に列席させたとも考えられるぞ!!」



レイ「なぜ彼女の生涯が美しく輝いてみえるのか・・・・それは彼女が強い信仰心をしめしたからだ!! 最後まで神と共に生きたからだ!! 神を信じないあなたにはわかるまい・・・・!!」



ヤバいです。

変なモン受信してます。

人の話聞いちゃいません!

これがいまハヤリの学級崩壊デスか?

こんな中学3年生イヤです!

完全に教師に説教するモードです!



レイは、ジャンヌの光ある人生について語りだします。
そして、その話も一段落つき・・・



レイ「あなたにジャンヌを汚す資格はないッ!! もし彼女を否定できるというのならまずあなた自身が彼女以上の人格者である証明をすべきだ!!
神などいないと言いきるのなら・・・・!! 神を信じて生きたイエスをはじめ数々の歴史上の偉人たちよりも自分が優れているという証を示せ!!」



誰か、このアホをなんとかしてください。

授業中にこんなことを語り出す協調性ゼロのアナタは、この教師以上の人格者デスカ?

ぜひ証を示してください。



教師「だまれ日輪――ッ!!」

そりゃ怒ります。



教師「それが教師に対する口のきき方か――――ッ!!」

もっともです。



教師「だいたいきさまの話だって本当のことかどうかはわからんのだ!!」

まったくです。



教師「それをまるで自分が見てきたかのように話すとは・・・・その場にいなかったくせになぜそうだと断言できるんだ!?」

ごもっともです。



レイ「いたんだよ・・・・その場に俺は・・・・」





誰か、ビョウインに連れていってあげてください













蛇足……レイさんの正体は不動明王なので、天上界からジャンヌを守護していたのは本当らしいです。しかし当時、レイさんは中学3年生。彼が自分が不動明王だと知るのは、高校1年生の時のはずです。こいつ、絶対文通相手募集欄に「光の戦士求む」とか載せたことありますぜ。



俺が不動明王だったのか――ッ!!
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