〜第５話「くるみがまんできないかもです」〜
今日は鋼鉄天使サキが初登場の第５話……のはずだったんですが。
介護ロイドなのに何故か寝相が最悪のくるみから、
「散らかっているようでも整理されている」と本人は言う
というか誰でもそう言うんだよ部屋を守る為、
爆睡中のくるみの傍を離れられない仲人。
どっちかご主人様だというのはさておき、
このあいだの「充電器に固定して眠らせる作戦」は
パンツが見えてしまうので却下されてしまった模様です。
ＯＰ明けの翌朝、なぜかピラミッドパワーに包まれながら
「結局眠れなかった……」とつぶやく仲人。
一方のくるみは何の為に睡眠をとるのかは不明ですがぐっすり眠って元気一杯。
これまた何の為かわかりませんが（暖機運転？）、朝の体操をはじめます。
「みぎ〜、ひだり〜」――くるみの掛け声で、寄生獣のミギーを思い出してしまいました。
（シンイチ……お外に行くですぅ……）
くるみの朝の体操に名を借りた理不尽な暴力を軽快なフットワークで回避するも、
ついには避け切れずに背中にバックブローをくらう仲人。
そこに「綾小路博士から宅配便です」とやってきた救いの天使は、
先週のくるみ女王様の鞭のトリコになってしまったツンツン頭の兄ちゃん。
素肌の上にこんなエプロンを着装して。しかしそんな勝負服（ある意味勝負下着）をあっさりシカトされ、
「ご苦労様で〜す」と目の前でドアを閉じられ嗚咽を漏らすツンツン頭の兄ちゃん。
届いた荷物は、おじさんが送ってきたＮＡＳＡ名物エンデバー饅頭。
「お茶入れるですぅ〜」と早速食べようとするくるみですが、仲人家の慣習でまずはガリ様にお備えすることに。
（※ガリ様＝仲人の部屋に飾ってあるガリレオ＝ガリレイの肖像画。
仲人に拝まれたりくるみに相談されたりしたが、今のところ沈黙を守っている。
関係ないが、サクラ大戦２に
「コペルニクスも、ガリレオも！」「２人の前では、天動説！！」
∵世界は２人を中心に周っているから
という合体攻撃があった。）
（パンパン）「今年もいいことありますようにっ！」一刻も早く食べたいくるみは適当にお祈りを済ませて食べようとしますが、仲人は許しません。
「そんな、ガリ様に失礼な！！」
そして何故かくるみと同じく拍手を打ち、「ガリ様……」と祈る仲人。
「はいオシマイ！ 食べるですぅ〜」と饅頭を持ち去るくるみ。
しかしまたもや仲人に阻止されます。
なんでも、エンデバー饅頭にはイチバンおいしい食べ方があるとのことで
「まずお備えして、それから夜まで待つ、お風呂に入る、お風呂上り２０分以内に７０度のお湯で煎茶を入れて、そしたらおもむろに箱から取り出して包みを開いてなるべく真っ二つになるように２つに裂くんだ。まずアンコを舌ですくい取るようにして全部食べる、そして１度軽くお茶を流し込んでアンコの味を流す。そしたら最後にとっておきの皮を大事にいただくんだ」
と熱く語る仲人。
こうしてくるみと仲人のエンデバー饅頭争奪戦が始まるのです。
紙にひたすら「ガマン」「我慢」と書きなぐるくるみはついに辛抱できなくなり、
仲人がトイレに行っている隙に饅頭を食べてしまおうとします。
一方の仲人は、のんきにトイレの中でバスのプラモを製作中。（→第４話）
しかしくるみが饅頭に手を出そうとしたまさにその時、トイレから出てくる仲人。
「ご主人様！ だ、大のくせに早いです！」
「ハハ、ごめん。アイドリングストップってカンジで！」
――ワケがわかりません。
３時、今度はペーパークラフトでバスを作成中の仲人。
「いま作ってるこの新潟交通バスがさ、新型車両の哀愁を募集してるんだけど、
新潟だけにおまんた号なんでどうかな！」
「お饅たァァァァ！？」
思考回路はショート寸前。
そんなわけで思考回路がショート寸前、
良心回路が悲鳴を上げて「おまん」の３文字に過剰反応してしまうくるみは自分を押さえ付ける為、
仲人に身体を拘束してもらいます。
「神敬介は、実の父の手によって仮面ライダーＸとしてよみがえった……」（ブツブツ）なぜよりによって仮面ライダーＸ。
もしかしたら鋼鉄天使は、もともと深海開発用として作られたのかもしれません。
そうなると、そのうち瀕死の重傷を負った仲人がおじさんの手でガイゾークに改造されるという展開も。
その後、「くるみはお風呂に入るまで本郷猛になるですぅ！」発言も。
鋼鉄天使は改造人間なのでしょうか。
そこへ、「なにしてるの？」と
第２話で充電器に拘束されたくるみを目撃した謎のおばちゃん再登場。
今度は部屋の中まで踏み込んで来ました。
「なにしてるの？ あなたが縛ったの？ 合意の上？ 無理矢理！？ 信じられない！」と
相変らず勝手に叫んで逃げ出すおばちゃん。正体は今回も謎のまま。
一方くるみは、
「謎の秘密組織、デストロンの……」（ブツブツ）仮面ライダーナレーションごっこを続行中。
そしていよいよお風呂上がり、待ちに待ったエンデバー饅頭！
そこへ、再び綾小路博士からの宅配便が届きます。
配達人は今回も例の兄ちゃん。
むっちゃイイ笑顔です今朝の勝負服をくるみに無視されたことから、
今度は読みやすいようにひらがなエプロンを装備してきたようです。
しかし自分の仲間「鋼鉄天使サキ」が届いたことに興奮するくるみはまたもや兄ちゃんを無視。
今回も閉じられた扉の前で涙する兄ちゃん。
その時、彼に近付く足音が……。
その姿を見た彼はこう言いました。
「――先生！」
第３話に出てきた酔っ払いの姉ちゃんです。
何の先生だ。
部屋の中では、さっそくサキを起動させようとするくるみを
これ以上やっかい事が増えて欲しくない仲人が 「１人増えたら、くるみちゃんのお饅頭も減っちゃうし」と説得中。
そこへ乱入してくる「先生」。
「おめーらついに放置プレイかぁぁぁ！！」
「まさかこん中にもＳＭ仲間がぁぁぁ！？」「先生」はこの後、仲人の「お茶が冷めちゃう」発言に
「そりゃあ冷めたよアタシの恋はぁぁぁ！」と
まだ引きずっていた失恋の痛手を思い出して大暴れしだします。
そんな騒ぎはどこ吹く風、「ＳＭ仲間ってどこにいるの？」と興味津々なＳＭ兄ちゃん（改名）。
そして仲人の部屋で大イビキをかきながら爆睡する「先生」、
女王様くるみと一緒にお饅頭を食べて幸せ絶頂なＳＭ兄ちゃん、
部屋の隅っこで１人で饅頭を食べ、幸せにひたる主人公・仲人。
そして、ついに今回サキは起動しなかったのでした。
