6月11日の日記より抜粋 ジョジョにしても刃牙にしても明王伝レイにしても、どこかイっちゃってるマンガは読んでて楽しいものです。 ブラック・エンジェルズは間違いなく“イっちゃった”側に分類されるマンガです。 主人公の雪籐は自転車日本一周の旅を続けながら、法で裁けぬ悪を断つ者。ぶっちゃけて言えば、仕事人&黄門様。 普段は気の弱い青年を演じる雪籐ですが、一度悪を発見すれば「外道〜〜〜〜〜っ!」と激昂し、 「地獄へ落ちろ〜〜〜〜〜っ!」とスポークを頭部に突き刺します。 物語序盤は延々と目に付く悪党を殺していくマンガですが、途中から“竜牙会”という組織との戦いが始まります。 そして、竜牙会の悪魔憎涅巣(アマゾネス)軍団と戦った時のこと。 雪籐は敵の罠にかかり、全身に熱湯を浴びてしまいます。 湯気が収まると、そこには全身大火傷のはずの雪籐が平気な顔をして立っています。 一体どうやって熱湯から身をかわしたのか!? 敵「バ……バカな! 熱湯を浴びて無事なはずが……!」 雪籐「我が心既に空なり 空なるが故に無 無を以ってすれば 熱もまた涼!!」 わ〜お、心頭滅却すれば火もまた涼し!! ってことですね雪籐さん! この「我が心既に空なり」は雪籐の決めゼリフで、 平松伸二の最新作「マーダーライセンス牙 vs ブラックエンジェルズ」内でも使われています。 (雪籐が牙の持った刀の上に立って) 雪籐「我が心既に空なり 空なるが故に無」 牙(バカな、重さを全く感じない……これは武道でいう無の境地!?) 多分違います牙さん。それは雪籐が超能力で空中浮遊してるだけです。(参照:ホワイトエンジェル編) 他にも記憶に残っているシーンといえば、アマゾネス軍団のボスで予知能力を持つ卑弥呼との対決。 (雪籐 VS 致死性の毒を塗りこんだ短刀を持った卑弥呼) 卑弥呼「予知してやろう……お前はこの短刀が7度目に振り下ろされた時に死ぬ!!」 スカッ(1) スカッ(2) スカッ(3) スカッ(4) スカッ(5) ザクッ(6) 雪籐「なっ!!」 卑弥呼「ふははははははは、7度目で殺すと言ったのはお前を油断させるための嘘だったのだ〜〜!」 はっきり言って、こんなドギタネエ敵は見たことがありません。 他にもいくらでもあります、名シーン。 牙「な……なんだ!?」 飛鳥「身体が……軽い!!」 「松田と水鵬の魂が牙と飛鳥に宿ったんだ!!」(誰のセリフだっけ? 運命?) 牙と飛鳥の力が10倍……いや、100倍化した〜〜〜〜〜〜っ!! スゴイです。セリフの勢いでは板垣恵介にも負けません。 JAROに訴える必要があるくらいの誇大広告っぽいです。 しかし、平松伸二先生は嘘などつきません。その直後、こんなシーンがありました。 牙「俺は元々200kgの物を持ち上げることができた…… つまり、松田の魂が宿って力が100倍化した今の俺は…… 20000kgの物を持ち上げることができるのだ!!」 こんな勢いだけのヤツに殺されたドロキ(ホワイトエンジェル)が憐れでなりません。 松田さんも、途中で「いつまでも死者に頼るな!!」とか言って一番大事な時に勝手に成仏して、あの世で麗羅と幸せにやってるし。 その頃、地上では船上の大決戦中ですよ松田さん! とまあ、いろいろ書いてきましたが、一番心に深く刻まれた名ゼリフは 「薔薇貴の貴は鬼となった!!」 だったりします。 次点で 『マッハ0.6 マッハ0.7 マッハ0.8 マッハ0.9 マッハ0.95 音速を超えた〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!』 頭のオカシイ(誉め言葉)マンガほど、読んでて楽しいものはありません。 内閣最高顧問 神 霊士 にはハートが震えました。 |
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