4月10日 (今日の元ネタ:「バキ」3巻 18話、「も〜っと! おジャ魔女どれみ」大人になんてなりたくない!)
関先生「奥山。オマエ……このままだと進級できないよ」
奥山(…………)
関先生「どーすンのオマエ、ああ?」
奥山「あの……
胸囲の世界記録って…どのくらいですか
」
オオ〜〜〜〜……
どれみ「奥山さん、敗れッ」
ももこ「オクヤマサンならヤレルっっ」
関先生「おまえ……それ尋いてどーすンの」
奥山「教えてください」
…………
関先生「270cmッ、兆戦してみるか?」
奥山「私がその記録破るっつーことで、全種目合格ってことにしてもらえませんかね」
オ〜〜〜〜ッ
A「私もそうして下さいッ」
B「私もッ」
周囲の生徒たちが冗談半分で声を上げる。
関先生「……」
C「関センセー怒ったッッ」
D「奥山逃げろ」
関先生「全種目どころか全教科合格にしてやるよ」
E「奥山おめでとうッ」
F「私も兆戦しますッッ」
関先生「よーし一列に並べェッ」
奥山(270cm…………?
そんなんでいいんだ……
)
奥山は着ていた厚手のコートを脱ぎ捨てた。
はづき「ねえ……」
ももこ「スッゴィ……」
どれみ「どーゆー胸よ」
おんぷ「シリコンうめてるとか?」
関先生「ホウ……」
そして奥山の胸囲測定の順番が周ってきた。
グルグル…………
関先生(あれ……? 1m数え間違えたかな)
「……これじゃ日本記録並じゃないか」
グルグル…………
関先生(もし……もし間違ってなければ……この記録は……
小学生の世界記録を上回っている!!!
)
奥山(いいわよ……
身体が温まってきた
)
関先生「…………
胸囲が上がってる
」
しかし
それは……欧米人の中学生記録の地点で起こった。
身体を大きくするためでなく、日夜強くなるためにトレーニングを慣行する少女。
丹念に鍛え上げられた筋肉は贅肉と判断され切り捨てられ、後に残る筋と見紛うほど引き絞られた高密度の筋肉はまさに、
ダイヤモンド!!
奥山の身体はみるみるしぼんでいった。
どれみ「測定終了ッ」
おんぷ「奥山さん、ドンケツ〜」
はづき「奥山さん落第?」
関先生「イヤ……
合格だ
」
〜エピローグ〜
その日の深夜、奥山家にて。
「私……胸ないのかな……」
完
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